株式会社エス・エス・アイ 出版事業部

預金封鎖

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表紙:預金封鎖

預金封鎖

石角完爾
出版年月日
2015年10月10日
ISBN
978-4-87771-336-2
版型・ページ数
46版ソフトカバー・262ページ
定価
本体1500円+税
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「本書の狙いの一つは、現代の経済システムの被害者を1人でも救うために、ノアの箱舟を作る設計図を提示することである」(本文より)

未来の明暗を分けるのは
「最悪のケース」を知っているかいないかだ

日本政府は
あなたの預金
狙っている

■20XX年、日本経済破綻

日本政府の借金はGDP(国内総生産)と比較して230%を超えるような兆候水準である。
いよいよ、その借金が返せなくなる瞬間がやってきた。

国債を購入した人たちは、それが単なる紙くずになる。
とくに国債を大量に購入しているのはゆうちょ銀行や日本年金機構などだ。

銀行は資金不足に陥り、預金を引き出せなくなる。
年金機構もお金を失うので、当然ながら年金は支払われなくなる。
切羽詰った国は、お金をかき集めるためにすべての銀行や株券などをストップし、国民から募集を開始。それでも社会保障費を捻出できずで、医療費は全額自己負担、義務教育も維持できず、警察や消防も機能しなくなる。

そんな未来がやってくるのは、決してありえない話ではない。
むしろ、そのカウントダウンは間近に迫っている。

■多くの人はお金が紙くずになる可能性を考えていない

もちろん、これはあくまで最悪のシナリオではある。
問題は、多くの日本国民が、日本政府の深刻な財政状況を理解していないか、
もしくは理解してもそれを見ないフリをしているということにある。

だから、多くの人はいまでも給料を銀行に預け、株式や投資信託で資産を運用して老後に備えようとしている。
だが、それらの行動は日本政府が本当に危機に陥ったとき、全く意味のないものになる。

現物として金を持っているのも、必ずしも安全とは言い切れない。
たしかに、それ自体が高い価値を持っている金は貨幣が紙くずになっても役立つが、かつて政府が個人の所有する金を洗いざらい探して没収したこともあった。
もちろん、金の「所有権」だけを持っていても、そんな約束は破られる。

ごく一部の富裕層は、海外に預けていた資産を頼って、日本を脱出するだろう。
だが、その他大勢の一般市民は、日本とともに沈没するしかない。

■人々はお金の価値を知らない

たくさんあるものは安くなり、少ししかないものは高くなる。
これは経済の大原則だ。

第二次安倍政権とともに誕生した黒田総裁の日本銀行は、アベノミクス第1の矢として、異次元の金融緩和に踏み切った。
それまでの日本はデフレーション(物価が下がる=お金の価値が上がる)状態だったので、日本銀行で刷るお金の量を増やすことで、物価の低下を阻止しようとしたのである。

だが、それは同時に円の価値を下げることでもある。
かつて、ローマ帝国の皇帝・ネロは、流通していた金貨や銀貨の金・銀含有量を低下させることで、貨幣を水増しした。
そのせいで、人々は貨幣を信じなくなっていったのだ。

日本政府は現在、国民を騙し続けるのに成功している。
人々は相変わらず、自分の持っているお金に確かな価値があると信じている。
しかし、自分たちが必死に集めていたものの本当の価値を知ったとき、やがてそれは「ファイナルクラッシュ」を引き起こすことになる可能性がある。

■本当に大切にしなければならないもの

本書はただ、読者を怖がらせるために書かれているわけではない。
むしろ、最悪のシナリオを想像させることで、それを回避するためにはどうすればいいのか、という考えをさせるために存在する。

人々は知らないうちに、常識という枠に囚われていろいろなものを信じている。
政府、お金、便利な生活、アメリカの繁栄、恒久の平和……etc
しかし、それがじつは非常に脆弱な地盤の上に建てられた、アンバランスな建物でしかない可能性を知る必要がある。

本書の著者、石角莞爾氏は、日本人でありながらユダヤ人になった弁護士だ。
ユダヤ人は自分の頭で考えることを何よりも重要視する。
『ベニスの商人』に代表されるように、彼らは「金に汚い」という先入観を持っている人も多いかもしれないが、彼らが本当に大切にしているのはカネやモノではなく「知恵」である。

カネやモノは腕力や権力によって簡単に奪われてしまう。
しかし、自分の頭の中に蓄積した知識や知恵、創造力などは、誰にも奪うことができない。
そして、それらの力があればたとえ一文無しになったとしても、また再びカネやモノを取り返すことができるのだ。

本書は最初から最後まで、読者を脅かしにかかる。
だが、それを通じて本当に伝えたいメッセージとは「自分の持つ本当に価値のある資産とは何か」を考え直すことの重要性に他ならない。

最悪のシナリオを理解しておくことが、いざというときにあなたを本当に救うために必須の武器となるはずだ。

目次

はじめに

日本人が知っておくべき、最悪のシナリオ

第Ⅰ部 浮かれた人々

第1章 国が国民の命と財産を奪うとき
ローマ帝国の崩壊と通貨希釈
我々は日本よりましだ
国が国民の命と財産を奪う方法
アメリカの狡猾さ

第2章 日本で起こる前代未聞の5つの出来事
過剰なアメリカ国債発行
政府に騙されない国民の多い国
政府が国民に国債を買わせる脅迫と詐術
国債を買った人々の被害

第3章 国債のデフォルト(債務不履行)は、どの国でも起こりうる
ヘッジファンド症候群
クレジット・デリバティブのウィルス
ローン負債にまみれた世界
アメリカ国債が大破局を招く
夫妻の山を抱えるのも限度がある
金融緩和の行きつく先
ボラティリティの反乱がはじまった
患者を殺すリフレ策
増え続ける医療費という爆弾
日本の負債が生んだ「失われた20年」
危機に備えるヘブライの教え

第Ⅱ部 宙吊り状態

第4章 刷られすぎたドル
世界帝国崩壊の原因
フランス革命を起こしたインフレ
「金」と通貨量の関係
20分の1に値を下げたドル
ブレトンウッズ協定
ドイツと日本の違い
ベトナム戦争と通貨発行量
ニクソンと「金」と国債
プラザ合意とドル価値の下落
小舟の日本
過剰ドルとアジア通貨危機
過剰ドルとアメリカ産業力の低下
グリーンスパンとバーナンキという過剰ドルの演出家
JC・ランドリー、北京ペッグ
アメリカ国債の利回史
大量の国債が国力を奪う!
中国のドル離れ
中国の世界金取引市場への参加
エネルギー資源の不足と価格高騰
世界人口の増加と世界経済
インフレは消費を刺激しない

第5章 インフレバスターとしての金
国力とは、その国の保有する「金」の量より割合で決まる
国家が個人の「金」を収穫するとき
金鉱山株を保有することは?
貴金属デリバティブの役割
ニクソン・ショックから始まるドル価値の急降下
通貨供給量の歴史的鉄則
パックス・アメリカーナの終焉
JC・ランドリーの機能不全
賢明なドイツ
中国がアメリカを食い尽くす
アメリカ政府はずる賢い
価格の上昇
防衛策は「金」の保有だが……
中国の「金」保有高――本当は?
「金」の保有と所持の違いが問題だ

第Ⅲ部 苦しみの後

第6章 クラッシュはいつ、どのように訪れるのか
株式市場の予兆
ショート・セリングが引き起こす暴落
人民元、スイス・フラン、シンガポール・ドル
日本国債犯人説
軍事力と資源確保
シェールガスとアメリカ
中国とロシアの躍進、4大通貨圏の形成
アメリカによるグローバリゼーションの崩壊
看過できない送電のエネルギーロス

第7章 ファイナル・クラッシュ
預金封鎖を乗り切る方法
フリードマンvsガルブレイス
負債で膨らんだ世界が縮小する
上がった株価は下がる
中国経済に何が起こるか?
中国のインフレが世界経済のがん
アメリカは緊縮財政を実現できるか
遅すぎる人民元の国際化がファイナル・クラッシュを招く
グローバリゼーションの後退
ファイナル・クラッシュ後の世界とは
経済的な満足から精神的な充実へ
日本の破綻が世界全体のクラッシュの引き金となる
アメリカに要求された黒田ノミクス
アメリカの二枚舌
世界が懸念するジャパン・プロブレム
目前に迫り来る預金封鎖
日本を切り離したいアメリカ
日本が米国の足かせに
防波堤としての人民元
日本をいかに安楽死させるか
ブルボン王朝末期と同じ日本
日本の異常なマネタリーベースの増加
少子高齢化は防げない
「金」封鎖、「金」没収の危険性
国家による「金」没収の危険
戦時中の民間から供出させた貴金属・宝石類

第8章 各国の預金封鎖
強制転換
キプロスの預金封鎖
預金没収とキプロス
アイスランドの預金封鎖
アルゼンチンの預金封鎖
日本の預金封鎖
アメリカの預金封鎖
アメリカにおける「金」の強制供出
ギリシャにおけるバンクランと銀行封鎖
1990年のブラジルの預金封鎖

著者について

石角完爾(いしずみ かんじ)

京都大学在学中に国家公務員上級試験、司法試験に合格。同大学を主席で卒業後、通商産業省(現・経済産業省)を経て弁護士に。ハーバード大学ロースクール修士号取得、ペンシルバニア大学証券法修士課程終了。1978年ハーバード大学法学校博士課程合格。ニューヨーク、ウォールストリートの法律事務所シャーマン・アンド・スターリングを経て、現在、東京の千代田国際経営法律事務所所長、代表弁護士。ベルリンのレイドン・イシズミ法律事務所代表。国際弁護士としてアメリカ、ヨーロッパを中心にM&Aのサポートなどで数多くの実績がある。2007年、難関の試験を経てユダヤ教に改宗し、ユダヤ人となる。米国認定教育コンサルタント。スウェーデン在住。著書に『ユダヤ式WHY思考法』(日本能率協会マネジメントセンター)『ファイナル・カウントダウン』(KADOKAWA)『日本人の知らないユダヤ人』(小学館)『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』(集英社)などがある。

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