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アインシュタイン・ファクター

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表紙:アインシュタイン・ファクター

アインシュタイン・ファクター

ウィン・ウェンガー/リチャード・ポー【共著】 田中孝顕【訳】
出版年月日
2009年05月27日
ISBN
978-4-87771-248-8
版型・ページ数
四六判・並製・452ページ
定価
本体1800円(+税)
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「人が学校で学んだすべてを忘れてしまった後に残るもの、それが教育というものである」(アルバート・アインシュタイン)

人間は天才に生まれるのではなく、天才になるのだ

“天才”になる
あらゆるメソッドを
すべて結集!

■誰でも天才になれる!

あなたは「天才」という言葉にどんなイメージを持っていますか?

「生まれついての才能」
「努力ではどうにもならないもの」
「自分には関係のないもの」

こうした考えは、すべて間違いです。
人間は天才に生まれるのではありません。ちょっとしたテクニックや習慣で、人間は天才になることができるのです。

しかも、天才になるための手法は一つではありません。
天才へと至る道にはいくつもルートがあり、個々人が自分の実践できる/継続できる方法をそれぞれ選べばいいのです。

■天才になる、あらゆる手法を網羅

昨今、「論理的思考能力」や「発想力」「集中力」「継続力」といった、思考力を高めるための本が書店にあふれています。
ある本は「速読がいい」と伝え、ある本は「情報のアウトプットが効果的だ」と伝えています。

どの方法も間違いではありません。
しかし問題なのは、「一冊につき、一つの方法しか伝えていない」ところです。そして、じつは世の中に出回っている多くの脳力開発メソッドの多くが、ここで紹介する書籍『アインシュタイン・ファクター』を元にしていると知ったら、あなたは驚くのではないでしょうか。

本書はモチベーション分野の研究における世界的権威である、教育学博士のウェン・ウィンガー博士と、ジャーナリストのリチャード・ポー氏が、古今東西の脳力活性メソッドを集めてまとめ、紹介している本です。
だからこそ、読者は本書を読み、まず興味を持ったメソッドから実践していけるのです。

■ポータブル・メモリーバンク・テクニック

ここでは特別に、本書で紹介されている「天才になる方法」の一部を、公開してしまいましょう。

天才たちには特徴があります。そのひとつが「メモ魔である」ということです。
アインシュタインは旅行中のボートに乗っているときでもノートを手放さず、なにか思いついたらすぐに自分の考えをそこに書き込んだといいます。

アインシュタインだけではありません。
レオナルド・ダ・ヴィンチ、ベンジャミン・フランクリン、マイケル・ファラデーなど、各界で目覚しい業績を残した偉人たちは、自分の考えをノートにまとめたり、手紙をやり取りしてそこに自分の意見を書いたりして、自分の思考を言語化するクセをもっていたのです。

そこで、本書で紹介する具体的なテクニックの一つが、「ポータブル・メモリーバンク・テクニック」です。
これは非常に簡単で、つねにメモ帳を持ち歩き、自分が考えたことやちょっとした思いつきを、すべて残らずメモに残す、という方法です。

なぜ、メモを取ることがいいのか?
それは、メモを読み返すことで、自分の思考を自らフィードバックできるからです。自分の思考を文字にして自分から離すことにより、あなたはあなた自身の考えを客観的に見つめることができ、思考を深化させることができるわけです。
これは、インドの用語を用いて「ドラシタ効果」とも説明されています。

■メソッドを一挙紹介!

上の文章でわかるように、本書で紹介されているメソッドの多くは、特別な道具や面倒くさい手順などを必要としないものがほとんどです。
「ポータブル・メモリーバンク・テクニック」以外にも、本書では次のようなメソッド、思考のヒントが説明されています。なかにはすでに世間で名の知られるようになった手法もありますが、もし、あなたが知らないものがあれば、それだけで本書を読む価値は十分にあるでしょう。

●イメージ・ストリーミング・テクニック
●パノラマ・スキャン・テクニック
●ホイットマン・ブレイク効果
●“インスタント再生”テクニック
●ブレーンストーミング
●“アハ!”体験
●クイック・境目・テクニック
●“おふざけ分析者”テクニック
●“隠された質問”のテクニック
●“予言”ゲーム
●ポータブル質問バンク
●マスターマインドの原理
●モデル思考
●“パラレル・ワールド”テクニック
●メタスキル(超技能)
●加速学習
●フォトリーディング
●ソクラテス・メソッド
●フリー・ノーティング
●インプロビティング(即興録音法)
●モンテッソーリ・メソッド
●モーツァルト・コネクション
●ピアノ・ゲーム
●ツール・ビルディング

■あなたの脳には無限の可能性が眠っている

本書の最後の部分で、アメリカの哲学者、ウィリアム・ジェームズの言葉が紹介されています。

「いつの時代も、最も壮大な目的を追い求めた人たちが、最も優れた知性を手に入れている」

忘れてはならないのは、脳は、あなたが思っている以上にものすごい力を秘めているということです。本書で紹介されているテクニックの数々は、あなたが最初から持っている力を引き出すための方法に過ぎません。

だからこそ一番大切なのは、「自分は天才になれる」と心の底から信じ、本書の内容を実践することに他ならないのです。
本書は必ずや、あなたの中で眠っている、まだ見ぬ才能を目覚めさせ、あなたの人生を大きく変えるきっかけとなるでしょう。

目次

はじめに

第1章

あなたには無限の可能性が秘められている
心の声にフタをするもの
あなたの中にひそんでいる天才
アインシュタインにあって私たちにないものは?
アインシュタインの天才理論
アインシュタイン方式
天才になるコツ
自分が思っているよりも、あなたはずっと素晴らしい!

第2章

ヒトは人生の半分を空想に費やしている
明晰夢
目覚めていても、あなたは夢を見ることができる
一風変わった悩み
抑圧と“イメージ・ストリーム”のバランスが大切
あなたにも夢を呼び起こすことができる
イメージ・ストリーミングの方法
睡眠中も、脳は目覚めている
脳の“柱”をつなげる
さあ、イメージストリーミングを始めよう!

第3章

イメージを解放する
神経同士の接触を増やす
知覚を“混ぜて”働かす
イメージ・ストリームは自己強化できる
説明する力をつけよう
とにかく、練習。それが重要!
現在形で話す
意識の流れ
イメージ・ストリームのモデル例
それでもまだうまくいかなかったら、どうする?
イメージ・ストリームとのコンタクトを強化する
ダ・ヴィンチの原理
ホイットマン・ブレイク効果

第4章

自己表現と知覚のフィードバック
強迫的に“書きまくる”人たち
古代の秘密――精神修業が脳を活性化させる
実践の原理(実際にやることでフィードバックが生まれる)
表現の回路
30年間も、自分の“死”から逃れてきた人物
数学が理解できなかった物理学者
ポータブル・メモリーバンク・テクニック
ドラシタ効果――自分自身を観察する
ハイゼンベルグの原理
“悪い”フィードバック
“知っている”ことでよけいに悪くなることもある
“オリジナル・オブザーバー”になる
レモンをレモネードに変えるには?――“悪い”フィードバックを克服する
ジーン・ピアジェの理論
“記憶”についての注意点
イメージ・ストリーミングは催眠術ではない
セラピーへの警告
“認識力の構造的向上”テクニック
“インスタント再生”

第5章

「驚き」が可能性の扉を開く
“あれは何?”
フタをするものをおさえ込む
“驚き”スペースを作り出す
導かれたイメージにともなう問題
判断する心を引き延ばさないで、無力にしろ!
大混乱の威力
段階を経て連続的に変化させる
間違っているように思えたら、それはきっと正しい
典型的な“驚き”パターン
“アハ!”体験を引き出すテクニック
出入口を広げる

第6章

イメージを解釈する
解釈の三つの落とし穴
正しい解釈をするための八つのステップ
深い解読
“ドラゴンに乗って”問題解決!
ときにはルールを破るのも効果的
優先原理――何がいちばん大切か、イメージ・ストリームは知っている
イメージ・ストリームが“ノー”と言ったらどうする?
明確な答えを得るにはこう質問する
特徴や要素に質問する
“言葉による答えを探す”ということ
“おふざけ分析者”テクニック
イメージの意味をすばやく明確にする
“ギデオン”になる
価値あるチャレンジ

第7章

質問の威力
“隠された質問”のテクニック
テレパシー
すべてを一度で
純粋なイデア
気味の悪い動き
水槽モデル
絡み合う複雑な原理
“PSI(サイ)”は本当に存在するか?
スーパーストリング理論
“隠された質問”の結果をどう解釈するか
高度なシンクタンク(頭脳集団)効果
“隠された質問”テクニックの手順
“質問サンドイッチ”テクニック
“予言”ゲーム
ポータブル質問バンク
心をオープンにして、超感覚を養おう

第8章

モデル思考――その人になりきる
アーリントンでの実験
ライコフ効果
なぜ、こんなことができるのか?
心の中に別な心が存在する
マスターマインドの原理
社会性をもった脳
モデル思考へのアプローチ
本当は、あなた自身が天才だ!
“パラレル・ワールド(平行の世界)”
もっと簡単に答えを得るために“頭をかぶる”
素晴らしい冒険の旅を続けよう

第9章

トータル・リコール――再現能力
記憶には、無限の可能性が秘められている
記憶を邪魔するもの(記憶のバリア)
メタスキル(超技能)
加速学習――競争に勝つための強力な武器
記憶――究極の超技巧
フォトリーディング
フォトリーディングのやり方
フォト感覚を養う
完全な心の状態
絶対にうまくいくと信じる
記憶の効果

第10章

「詰め込む」のではなく「引き出す」のが教育
自己表現
ソクラテス・メソッド
“教育”の消滅
自己表現の本能
フリー・ノーティング
学習は、創造的な行為である
インプロビティング(即興録音法)
自己表現には絶大なパワーが秘められている!

第11章

「酸素」という重要な要素
“生命や存在の原理”の力
脳における酸素の役割
脳を酸素化する
呼吸と意識

第12章

グループ効果
遠くの雷鳴
ビジョンを分かち合う
グループ練習法
“ガヤガヤ”グループの原理
先頭に立つのはあなた!

第13章

絶対音感
子ども時代は、脳を成長させる重要な時期
こうして境界線は厚くなっていく
管理された自由
モンテッソーリ・メソッド
自分の子どもにイメージ・ストリーミングを教える
音楽的な柱をつなげる
モーツァルトがIQを上げる!?
胎児期の刺激
幼児期の刺激
自信をしみ込ませる

第14章

楽しまないと脳は働かない
“正しい感じがするか?”
“初めに言葉ありき”
二本足で歩くマインド
“読むこと”“書くこと”“計算すること”
流れる状態
フィードバックを通しての楽しみ
超戦略
あなたの人生は、あなた自身が作り出すもの

第15章

天才に生まれるのではなく、天才になる
歴史上初めての天才
天才の秘密は、遺伝子ではなくミームにあった
生物のサバイバル競争
思考は伝染する
『ジュラシック・パーク』の原理
プロジェクト・ルネッサンス
本能
“知性の活動”
崇高な精神
はるかなる展望
私たちは進化し続けている
頭のさえる薬
あなたのミームを選ぶ
大きな声で説明しよう!
あなたが進化をリードする

著者について

ウィン・ウェンガー
教育学博士。知力研究、およびモチベーション分野の世界的権威。「ビヨンド・アインシュタイン」というワークショップを全米各地で開催しているほか、主要大学や企業などでイメージ・ストリーミングなどのセミナーや授業を行うかたわら、「プロジェクト・ルネッサンス」というネットワークを運営し、加速学習促進効果などの脳力開発の研究を続けている。(情報は出版当時のものです)

リチャード・ポー
ジャーナリスト。雑誌「サクセス」にウェンガー博士のイメージ・ストリーミング理論を紹介して大反響を呼んだことをきっかけに、本書を博士と共同執筆することになった。「イースト・ビレッジ・アイ」などの雑誌の編集者、「ニューヨーク・ポスト」のレポーターを経て、現在にいたる。また、ビジネス書、自己啓発書を中心にした著作活動も行い、多くのベストセラーを出している。(情報は出版当時のものです)

田中孝顕(たなかたかあき)
1945年1月生まれ。国学院大学法学部卒。総理府(現・内閣府)事務官(公正取引委員会事務局“現・総務省/公正取引委員会”)、東急不動産(株)企画部、総務部を経て、1973年4月、SSI人材活性研究所を設立。1979年2月、(株)SSI人材活性研究所(商号はその後、(株)エス・エス・アイに変更)を創業し、代表取締役社長・最高経営責任者に就任。2007年株式会社エス・エス・アイ退任、現在、同社最高執行顧問となる。『SSPSシステム』を開発、『ナポレオン・ヒル・プログラム』その他、各種プログラムを翻訳・開発した。『速聴機』を企画・開発し、ギネスブックから認定書を授与される。2002年11月、米国ナポレオン・ヒル財団の上級顧問(シニア・アドバイザー)、ナポレオン・ヒル財団アジア/太平洋本部理事長に就任。2003年3月、日本人として初のナポレオン・ヒル・ゴールドメダルを受賞。2004年度には、高額納税者ベスト10に輝く。

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