
20代で伸びる人、沈む人
千田琢哉 (著)
- ■ 出版年月日
- 2010年04月28日
- ■ ISBN
- 978-4-87771-261-7
- ■ 版型・ページ数
- 四六判・並製・181ページ
- ■ 定価
- 本体1200円(+税)
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伸びる20代は、陰口を言われる側。
沈む20代は、陰口を言う側。あなたは?
内容紹介
プロローグ
20代の過ごし方で、その後の30年が決まる
企業コンサルティングをしてきて、とくに気になったのは、クライアントの将来を背負う20代のbichのびしろbichの大きさの違いである。
会社ごとにちがうだけではなく、同じ社内でも雲泥の差があった。
入社した当初は、ほぼ同じスタートラインだったにもかかわらず、次第に目も当てられぬほどの差がついていく。
そして、それがそのまま企業の盛衰を決定づけることになるのだ。
20代の過ごし方で、その後の30年が決まる、といっても過言ではない。
20代でいったんついてしまった差は、二度と取り返しがつかない。
人生をマラソンに例える人は多い。
実際、人生はマラソンだ。
しかし、「最後までどうなるか分からないから、人生はマラソンである」という解釈は間違っている。
そうではなくて、「最初からトップ集団にしがみついていなければ、トップになれる可能性はない」という意味において人生はマラソンなのだ。
「最初のうちは、のんびり行こうよ」と呑気なことを言っているような連中は、すでに周回遅れのリストラグループだといっていい。
これからの時代、20代でのんびりしている人が、30代でその会社に残っていることは、まずない。
将来、出世を目指すにせよ、転職するにせよ、独立するにせよ、20代での仕事の姿勢が、そのままその後の人生を決定づける。
かっこいい30代を送っているビジネスパーソンは、20代の過ごし方の結果であり、かっこいい40代を送っているビジネスパーソンは、20代と30代の過ごし方でそうなっているのだ。
30代や40代になって慌てても、同じ土俵で戦う限り、20代で実力を蓄えたビジネスパーソンの部下にならなければならないことは、目に見えている。
どうせなら、かっこいい30代や40代を送るために、20代をきちんと一生懸命に生きたい。
20代で決まるのは、ビジネスの世界のみならず人生すべてにおいて共通する。
30代になると、もう一人前と見なされて20代で許されたミスも許されない。
どんなにがんばった人でも、30代で必ず「もっとやっておけばよかった」と後悔するのが20代だ。
後悔をゼロにできる人間なんていない。
その後悔の度合いを少しでも小さくなるようにして、30代に大きく羽ばたいてほしい。
30代や40代とは違って、20代のうちはもともとの能力の差ではなく、ちょっとした心がけや気づきによって大きく飛躍するのだから。
次代創造館 千田琢哉
著者情報
千田琢哉(せんだ・たくや)
次代創造館、代表 イノベーション・クリエイター。
東北大学教育学部教育学科卒。日系保険会社本部、経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。現在までに延べ3300人を超えるエグゼクティブを中心としたビジネスパーソンとの対話を通じて得た事実と培った知恵を活かし、bichタブーへの挑戦で、次代を創るbichを自らのミッションとして執筆・コンテンツビジネス・講演・ビジネスコンサルティングなどの活動を行う他、非営利組織の監事、複数社の社外顧問を務めている。「週刊ダイヤモンド」「月刊人事マネジメント」「保険毎日新聞」「新日本保険新聞」「週刊保険情報」等にインタビュー、執筆記事が掲載される他、著書に『こんなコンサルタントが会社をダメにする!』、『社長!この「直言」が聴けますか?』、『「あなたから保険に入りたい」とお客様が殺到する保険代理店』(以上、日本実業出版社刊)、『継続的に売れるセールスパーソンの行動特性88』、『存続社長と潰す社長』、『尊敬される保険代理店』(以上、マネジメント社)等がある。