
親から子へ代々語り継がれてきた教訓歌
斎藤亜加里【著】
- ■ 出版年月日
- 2009年07月30日
- ■ ISBN
- 978-4-87771-250-1
- ■ 版型・ページ数
- 四六判・並製・223ページ
- ■ 定価
- 本体1300円(+税)
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教訓歌は、日本の誇るべき財産。
教訓歌は、少なくとも昭和三〇、四〇年代までの日本では、親から子へ、また教育の現場でも盛んに語られてきました。私も、両親から毎日の生活のなかで、こうした歌を教えられて育てられてきました。
教訓歌は、先人たちが一生懸命生きてきたなかで獲得した叡智の結晶です。そうした知恵を人生の指針にしてほしいと、五七調のリズムに乗せて子孫に語り継ぐ。これこそが長い歴史のなかで培われた軽妙洒脱な文化であり、日本の誇るべき財産だと思います。
(筆者より)
目次
序章 教訓歌とは
第1章 勇者の教訓歌(政治家・武将・軍人・志士)
第2章 文化人の教訓歌(学者、芸術家、文学者、茶人)
第3章 僧の教訓歌
第4章 女性の教訓歌
第5章 慣用句になっている教訓歌
第6章 辞世の教訓歌
著者情報
斎藤亜加里(さいとうあかり)
日本女子大学文学部史学科卒業後、出版社勤務、フリーライターを経て執筆家に。人の生き方をテーマに、これまで多くの編著を手掛けてきた