
古代中国語音韻学ハンドブック
ウィリアム・H・バクスター(著)田中孝顕(訳)
- ■ 出版年月日
- 2014年05月09日
- ■ ISBN
- 978-4-87771-618-9
- ■ 版型・ページ数
- 文庫・1115ページ
- ■ 定価
- 本体6800円(+税)
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古代中国の人々はどんな言葉を使っていたのだろうか?
現代の中国語には四声があることはたいていの人が知っているが、 古代中国語には四声がなかったことはほとんど知られていない。また、現代の日本語に古代中国の発音が残されていることも、あまり知られてはいない。
この本は中国最古の詩集である『詩経』の押韻を基礎にして、古代中国語音韻システムの 再構築を試みた総合的な、かつ詳細なデータを提供している専門書である。
同時に、言語学の研究を志している人々はもとより、中国語を学ぼうとしている人達から 漢詩を作っている人々、日本と中国を結びつけている漢字文化に興味をもっている人々など、 あらゆる段階の幅広い人たちにとって興味深い話題を提供している本でもある。
著者紹介
ウィリアム・H・バクスター
1949年生まれ。ミシガン大学アナーバー校アジア言語・文化学部及び言語学部教授。歴史言語学分野における研究には、中国語とその諸方言の歴史に関する研究及び言語の歴史を復元するための数学的処理方式の活用が含まれている。1977年コーネル大学で言語学博士号を取得
訳者紹介
田中 孝顕
1967年國學院大學卒 著書「日本語の真実」(幻冬舎)「さきがねの蜘蛛」(幻冬舎) 訳書「オックスフォード大学ドラヴィダ語語源辞典」(きこ書房) 「タミル語会話入門」(きこ書房)ほか