真剣に生きるビジネスパーソンであればぶつかるであろう、あらゆる悩み事が網羅されている

内容紹介

（プロローグより）　
本書は、経営コンサルタントとして出逢った一万人の
ビジネスパーソンとの対話の結晶だ。

たとえば本書のＱ18を読んでもらいたい。
ノイローゼになり、何度か自殺を考えたこともある女性の質問である。
日本では、すでに一三年連続で自殺者が三万人を大きく超え続けている.
そして、昨今のニュースは政治・経済どれをとっても暗いものばかりだ。
もともと二一世紀といえば、希望に満ちた新しい時代への入口ではなかったのか。
どうしてこのような世の中になってしまったのか。

難しく考える必要は何もない。
すべての嘘が通用しなくなってしまったのだ。
騙し、騙しやってきた政治・経済・教育のツケをすべて払わされようとしているのだ。
インターネットをはじめとする超デジタル化というのは、嘘がつけなくなってきたという
時代の流れの一環に過ぎない。

究極のデジタル化が完成されればされるほどに、すべての嘘が隠せなくなってくる。
最終的にはすべての端末が超高性能の嘘発見器の役割を果たすようになる。
これからすべてにおいて嘘が暴かれていく時代に突入する。
すでにいくつもの前兆があるように、嘘をついて甘い汁を吸っていたお金持ちや権力者は
まったく尊敬されなくなる。
ずるい人は、次々に社会から抹殺されるようになる。
つまり、今までより人類のステージがアップしていくことに他ならない。
どんなに「つらい」ことや「悲惨な」ことも、長期的に見たらすべてはステージが上がっ
ていくために存在している。すべてが幸せになるために存在している。
本書は、私が現役経営コンサルタントとして十年間に出逢った三三〇〇人のエグゼクティ ブ
と一万人以上のビジネスパーソンたちの悩みに答えてきたエッセンスである。
質疑応答の形を取りながら、私自身が気づかされたものばかりである。
日々真剣に生きるビジネスパーソンであればぶつかるであろう、あらゆる悩み事が網羅されているはずだ。

模範解答はただの一つも載せていない。
そもそも、社会人に模範解答など存在しない。
すべての問いに対して、まずはあなた自身が当事者意識を持って回答してもらいたい。
どんなにしどろもどろになっても、自分なりの本音の回答を持つことが大切だ。
それから本文を読み進めてもらいたい。
あなたの考えた回答と本文にギャップがあればある程に、気づきは多いはずだ。

本書が、これからの時代を心底楽しく生きるためのきっかけとなれば幸いである。

目次

１　視点。

（このままでいいのか、自分の人生に矛盾を感じています。；遠回りの人生に、いい加減嫌気がさしてきました。　ほか）
２　能力。

（２０代の若手社員で、「この人は伸びる！」と感じる人は？；経営コンサルタントにとって必要とされる素養は何でしょうか？　ほか）
３　人間関係。

（今の職場にとても嫌いな上司がいます。；今年から同期最年少でリーダーに。しかし、部下に動いてもらえません。　ほか）
４　経営。

（ついつい部下を大声で怒鳴ってしまいます。；後継者問題で頭を悩ませています。　ほか）
５　転機。（嫌なことから逃げ続けてきた自分を変えたい！；父親が生きている間に、会社を桁違いに大きくして超えたいと思っています。　ほか）

著者情報

千田琢哉（せんだたくや）
次代創造館、代表。イノベーション・クリエイター。愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。のべ３，３００人のエグゼクティブと１０，０００人を超えるビジネスパーソンたちとの対話、コンサルティング業界という人材の流動性が極めて高い環境に自ら身を置くことによって得た事実と培った知恵を活かし、執筆・講演・ビジネスコンサルティングなどの活動を行っている